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2005年 06月 18日
先回は第1位を紹介したが、今回は第2位を紹介する。
第2位は、「トヨタ・スプリンタートレノGT-APEX」(AE86型)。 はじめて自分で買った車。言わずと知れた、最後のFRの86である。 なんと言ってもこの車の一番の魅力は「4A-G」エンジン。7700回転まできっちりと回した時のフィーリングや音は最高!当時の傑作エンジンだったと思う。 反面、室内はシンプル。だが、この車はそれでいいと思わせてしまう。というか、その性格を考えたらそれがもっともフィットする。ただ、後席は意外と広く、快適だった。 ハチロク、というとどうしても「ドリフト」というイメージがついて回るため、リアのスタビリティーが低いような印象を受けるが、決してそんなことはない。きちんとグリップして走りたいときにはきちんとそれに応えてくれる。もちろん、ドリフトに持ち込もうと思えばそれも比較的簡単。ただ、「簡単」とは言っても、ドリフトをきちんとキメるにはそれなりのテクニックが必要だと思う。「頭○字D」の主人公のように走るにはドライバーとして相当のテクニックが必要で、少なくとも私はあんな走りはできない。あんなことをしたら、命とハチロクがいくつかっても足りない。まぁ、私なりに言わせてもらえば「グリップも、ドリフトも両刀遣いの車」ということになる…かな? とまぁ、いいことづくめのようなことを書いてきたが、何とかならなかったのかと思う点もある。それはデザイン。個人の好き嫌いの問題だが、リトラクラブルヘッドライトは、もともとの腰高感のあるデザインが強調されてしまい、あまりカッコいいとはいえない。もともとリトラクタブルヘッドライトはアメリカの保安基準に合わせる(ヘッドライトが一定の高さ以上でなければならない)ためのものらしいが、ハチロクのボディー幅ではちょっとバランスがとれないと感じた(個人的にリトラクタブルヘッドライトなら2代目の“セリカXX”が美しいと思う)。 この車は1年落ちの中古車を買って13万キロまで乗った。いい車だったが、距離がかさんでいくにつれ、クラッチにトラブルが出て手放すことにした。でも、正直なところ、手放したことを後悔している。 現在もマンガの影響か、中古車価格も非常に高い。修理費などを考えると、私には手を出せるようなものではないが、運よく手に入れた人には大切に乗って欲しいと思う。
by backspinturn
| 2005-06-18 01:59
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